電波文化祭 サイクル6 参加レポート

電波文化祭 サイクル6 に参加してきました。 今回が初参加だったのですが、ブース展示とLT発表の両方に挑戦してきましたので、会場の雰囲気や出展・発表の内容などをレポートします。

電波文化祭 サイクル6 とは

埼玉県入間市にある「入間市産業文化センター」で、2026年5月24日に開催されたイベントです。 アマチュア無線・電子工作・IoT・同人誌など、多様なジャンルが交差するイベントで、 「誰もが発信者となれること」と「自らが創り出した価値を他者と共有すること」 を理念に掲げています。 入場料・出展料ともに無料というのも特徴です。

半年ごとのペースで継続して開催されており、主催者の「100回開催を目指す」という言葉が印象的で、コミュニティとしての強い勢いを感じました。

会場の雰囲気

開場直後の11時台は、お目当てのキットや頒布物を目指して、精力的にブースを回る人が多い印象でした。

午後になりLTが始まる頃には少し空気が変わり、ゆっくり展示を見て回ったり、出展者と話し込んだりする参加者が増えていく様子でした。 隣のブースで行われていた、はんだ付けハンズオンも午後からは常に席が埋まっている状態でした。

やはりアマチュア無線が絡むイベントということもあり、参加者の年齢層は高めではありますが、家族連れもよく見かけました。 また、東京大学アマチュア無線クラブや電気通信大学 工学研究部といった若い技術者の展示もありました。

飲食

メイン会場は飲食禁止ですが、3階には食事ができる休憩スペースも用意されています。 また、メイン会場では地元の出展者(出店者)によるパンやお弁当の販売も行われていました。

サブ会場でDBCafe(盲ろうカフェ)が出展されていたほか、産業文化センターにあるレストランも営業していました。

ブース出展 電波宝探しゲーム

電波文化祭 サイクル6出展

橙猫通信のブースでは、ハンズオンとして 電波宝探しゲーム を出展しました。

会場内に電波の送信機を隠し、参加者に受信機を渡して電波の強弱を頼りに探してもらい、キーワードを導き出す謎解きゲームです。 もともとは別の謎解きイベント用に制作した機材ですが、今回は電波文化祭向けに、簡単な謎解き要素で誰でも手軽に遊べるようアレンジして用意しました。 電波送信機にある回路図記号を集めて、最終的にワードを解き明かしたらゴールというような簡単なものです。

当日の全参加者数が約530名のところ、ゲームをプレイした人(付き添い含む)は42名でした。 10〜15分かかる体験型コンテンツとしては、思ったより多く遊んでもらえた印象です。

当日来てくれた親子連れ約15組に声をかけたところ、ほぼ全員が参加してくれて最後までクリアしてくれました。 宝探しというゲームのルールが直感的に伝わり、電波への興味の入り口として機能してくれたようです。 親子で一緒に受信機を持って楽しそうに会場を歩き回っている姿は、見ていてとても微笑ましかったです。

また、お子さんだけでなく、 熟練の無線家の方々にも何名かご参加いただけたのは嬉しい驚きでした。 フォックスハンティングのミニ版ということもあり、共感してもらえる場面がありました。 初心者向けと思って用意したものでも、元ネタを知っている人にはまた違った面白さを感じてもらえるのだと実感しました。 Bluetoothのアドバタイズやホッピングについての技術的な話題や、なぜこのようなプロダクトを作ったのかという開発経緯についてもお話ししました。

そのほかにも、事前に出展情報を見て、 橙猫通信のブースを目的に来てくださった方もいました。 スマートフォンアプリをあらかじめインストールした状態で来場してくださったり、非営利団体での活用方法の模索など、深いお話ができたのも大きな収穫でした。

なお、今回の会場はそこまで広くなかったため、-6dBm (0.25mW)程度の出力設定としましたが、ちょうど良かったと思います。

フリーペーパーは400枚ほど用意しがんばって渡しましたが、捌けたのは180枚くらいとなります。完全に刷りすぎました……

LT発表

LT大会では、ARDF受信機製作についての発表をしました。 発表資料

ターゲット層(オーディエンス)の想定をあまりせずにスライド資料を作ったため、正直どのような反応をされるか心配していましたが、まさかの満員で立ち見が出るほどの盛況ぶりに驚きました。 発表の場としてとても雰囲気が良かったです。

LTの終了後にブースへお越しいただき、「自分でも受信機を作ってみたい!」と言ってくださる方や、「以前自分が作ったときも同じ問題に直面した」といったお話を寄せてくださる方もいました。 ブースで待っているだけでは出会えなかったであろう方々と交流でき、貴重なフィードバックをいただくことができました。

まとめ

初参加でブース展示とLTの両方に挑戦するという無茶をしましたが、電波文化祭を思う存分楽しむことができました。

ゲームを通じて電波に触れてもらえたこと、ベテランから若い技術者まで幅広い層と話せたこと、LTという場の力を実感できたこと—— どれも次につながる経験になりました。 今回は一人でブースに出展していたため、他の展示などを十分に見て回る時間が無かったのが残念でした。次回はぜひ複数人で参加して、他のブースもゆっくり見て回りたいです。

次のサイクルでは、新たな体験コンテンツやハンズオンができるといいなぁ。

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