ピンクリボンアニュアルミーティング 2017 教育セミナーに参加しました。 https://breastcare.jp/annual_meating2017.html 会場はお台場にある、がん研究会有明病院
ピンクリボンアドバイザーになってから、初めてのイベント参加となります。 2日間に渡ってのイベントですが、今回は1日目の教育セミナーのみ参加しました。 その中で、気になったことなどをピックアップしてお伝えしようと思います。
乳がんの自己触診について
マンモグラフィ検診は、乳がん死亡率の減少が証明されています。 しかし、乳がんの自己診断での死亡率の減少についてはエビデンスが無いということです。 (2002年 上海研究 女性工場労働者約26万人以上を対象 腫瘍大きさ リンパ節転移 遠隔転移 早期乳がん発見率 死亡率減少に有意差なしという結論 良性の乳腺疾患の発見率は上がった結果は出ている) (2009年 米国予防委員会 自己触診を推奨しない。 その他、WHO カナダなども普及に反対という考え)
もちろん、発症リスクが高い人や乳がんになった人にとっては、全く意味がないというワケではありません。 リンパ節再発や壁面再発などの発見に効果があり、NCCN 2014 18歳から触診を進めるというガイドラインがあります。 (NCCNガイドライン 日本語版 https://www.tri-kobe.org/nccn/guideline/breast/index.html))
ということで、自己触診は乳がん啓発のために利用されてきたツール感が強く、エビデンスがないので個人的には発病前の自己触診には否定的です。 また、別の講義で、皮膚が1cmほど乳腺はその下にあり、乳腺の奥にあるしこりはわからず、結果として触って発見される頃には大きな腫瘍となってしまっているという事実も、マンモグラフィの写真とともに紹介されました。
日本では、自己発見型が多いそうですが、適切な機関でマンモグラフィ検査を受ける方が良いでしょう。
高濃度乳腺について
後日、別記事で詳細に記述しようと思いますが、周りで乳がんになった人が、まさにこれでした。 マンモグラフィは死亡率の低減に効果が出ていますが、体質によってガンが映らない・判別しにくいという人がいるという事実を、徐々に認知させていく必要があると思います。
マギーズ東京
こちらは、NPO法人の活動報告のような講義でしたが、良い取り組みだったので紹介します。 マギーズセンターと呼ばれる、がん患者とその家族をサポートする第二の家となる居場所を提供しています。 http://maggiestokyo.org/ 平日10:00 - 16:00でいつでも予約なしに訪れることができ、看護師や心理士の相談やサポートなどが無料で受けられます。(すべて寄付・協力によるチャリティ運営によるものです)
最近は、がん対策基本法(平成18年法律第98号)によって、院内にがん相談支援センターが設置されていることが多いですが、院外の安らげる場所で同様の機能が提供されているというのは良い取り組みだと思います。